コラーゲンによるプチ整形
コラーゲンの基礎知識
コラーゲンは人間や動物に存在するタンパク質で、皮膚や筋肉、骨などの身体の構成要素の一部です。血管も心臓も、コラーゲンでできていますが、コラーゲンが最も多いのが皮膚です。コラーゲン繊維は、織物の繊維のように織り込まれていて、その中で新しい細胞が成長する仕組みになっています。皮膚のコラーゲンは、質感、弾力、形状、そしてお化粧ののりなども決定する大切な要素です。
注入用コラーゲン(ザイダーム:牛のコラーゲンに、リドカインと呼ばれる局所麻酔が混合されているため、痛みが少ない)は、アメリカで開発され、1982 年の発売以来、世界26ヶ国で数十万の人々にシワや水疱瘡の跡などに注入されています。日本では、1987年11月にザイダームが、1991年1月にザイプラスト(架橋された牛のコラーゲンで、リドカインを含みます)が当時の厚生省から皮膚の変形やへこみの修復として許可になりました。
注入用コラーゲンとは?
注入用コラーゲンは仔牛の皮膚から作られ、人体にアレルギー反応を起こすといわれるテロペプチド部分を除去したのち精製したものに対して、無痛化剤を加えた粘性のある乳白色の滅菌ずみゲル状物質注入剤です。
コラーゲン注入で皮膚の変形やへこみを修復
コラーゲンは、非常に細い針を使って目的の皮膚の真皮内に注入していきます。注入したコラーゲンが谷間を埋めて、周囲の皮膚と同じ高さになるまでもっていきます。
真皮は人間の皮膚を支えていますから、その弱くなった支えを補充し、真皮の厚さと弾性を元に戻してやることで、シワなどが消え、表面も柔らかくなり、ツヤツヤの質感を取り戻すことが。
コラーゲンを注入する前に(ヒューマンコラーゲンでは不要です)
治療を始める前に、コラーゲンに対してアレルギー反応があるかどうか、皮内テストを行います。前腕にごく少量の注入を行い、4週間ほど観察します。このテストでアレルギー反応がなければ治療に入ります。
治療効果の持続期間
注入されたコラーゲンは、少しずつ吸収されますので、効果が持続する期間は半年から1年半ぐらいが目安になります。1年後に全く元に戻るというわけではありませんが、半年から1年半の間隔で再度注入することによって、効果を長期間にわたって保つことが可能です。